ツール・ド・東北を走る Part2

スタート前に「黙祷」があった。
目を閉じて震災で亡くなられた方々へ哀悼の意を捧げ、
同時に自転車に乗れることが出来る事に感謝した。
100㎞の北上フォンドのスタートは6時台、辺りはまだ朝もやが立ち込めていてひんやりとしていた。
私とHI☆ハイさんがスタート地点に到着した時はすでにLEGONメンバーは並んでいた。
その列へ入れてもらいスタート時間を待った。

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メンバーと一緒にスタートを切った。
今年は9月の開催、田んぼにはまだ黄金色に輝く稲穂が朝もやの中こうべを垂れていた。
朝もやでのどかな田園風景の中を駆け抜けるライダーたち。
私もよく朝もやの中を走ることがあるがやはり気持ちが良い。

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沿道では暖かい声援、仮設住宅で暮らしている方々も旗を振ったり、手を振ったりして「頑張って~」と
私たちライダーを応援してくれる。
とても申し訳ない気持ちと、感謝の気持ちと。。その時はとても複雑な気持ちで走っていた。
胸が熱くなりこみ上げるものがあったが、必死にこらえて手を振り、「頑張ります!!」と答えた。

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10㎞を過ぎると最初の坂が待っていた。
まだスタートしたばかり、体もまだ温まっていない。
ゆっくりと坂を登った。
頂上付近でLEGONのメンバーが待っていたのがわかっていたのだが、
勢い余って下って行ってしまった・・・w

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いつの間にか朝もやは晴れ、目の前にキラキラとした海が見えてきた。
日差しも暑い、Arm Warmersを外した。
ここから女川街道(R398)、右手に海を見ながら最初のエイドステーション、女川(おながわ)復興まちづくり情報館前に向かった。
この女川街道も1年半ぶりに走る。
あの時は女川で「復興祭」が開かれていてそこを訪れた。
網で焼いたさんまを頂いたのを思い出した。(とても美味しかった)
女川の街は一年半前に訪れた時と比べるときれいに整備されつつあったが、まだコンクリートの建物が横たわっていた。

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最初のエイドステーションでは、名物「サンマのすり身汁」を食した。
さんまのすり身が熱々でとても美味しかった!!
スタッフの心遣いと暖かいすり身汁で元気を貰った!!

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女川港を過ぎるとまた峠に差し掛かった。
ここからしばらく、アップダウンが続いて体力を消耗した。。。本当にきついコースだ。
しかし、沿道の声援が元気をくれた。

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次のエイドステーションは38㎞地点の雄勝(おがつ)硯(すずり)伝統産業館前エイドステーション。
ここでは、浜の特製ソースで焼いた雄勝のとれたて特大!!ホタテを頂いた。
ホタテは食べやすくカットされ、紙コップに入っている。
醤油ベースが香ばしく、身がプリップリしていて本当に美味しかった。
一人一個限定のホタテ、何個でも食べたかった(笑)

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雄勝を出発するとすぐ、本日コース最大の金谷峠が待っていた。
平均5%の斜度が2km近く続いたがそこをクリヤーすると、北上川を渡って次のエイドステーションに向かった。

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そして、このコースのさらなる強敵は、スタートして52kmあたりから始まった金比羅崎のアップダウンだった。(アップダウンの連続、連続、連続。。。。)
ここでかなり体力を消耗した。。。

北上フォンドは、その先の神割崎エイドステーションが折り返し地点となる。。。
ん~昼食後はまたこのアップダウンを通るのか。。。。
本日の昼食はシーフードカレーだった。
これまた新鮮なタコやホタテなどが入っていてとても美味しかった!!(私カレー大好き!!)
ノンアルコールのドリンクもありました。
ここで昼食をとりながら体を少し休めた。

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最後のエイドステーションでは、十三浜茶碗蒸しがふるまわれた。
茶碗蒸しの一番下にアワビが入っていて美味しかった。
ステーションの熟女パワーにメンバー圧倒されていた(笑)

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いよいよここからラストスパート、金比羅崎のアップダウンをクリアーすれば、残り30㎞は北上川沿いの
平地を走る事になる。。。ホッ。。
しかしここで、ゴーイングメリーさん、エスプリさんのスピードに着いて行けず途中離脱。。。
この二人。。。恐るべし!

ラスト10㎞地点で100㎞組LEGONメンバーと一列になりゴールへ向かう。
最後は全員でゴールしよう!!
ゴールまであと少し、なんか終わってしまうのがさびしい気持ちになった。
距離は100㎞と長くはなかったが、タフなコースだった。

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LEGONメンバーと横一列。。(ななめ一列かな・・・・w)になり3.2.1で手を上げゴールした。
スタッフの暖かい拍手、スタッフ、観客の「お帰りなさい」「御苦労様でした」の声にまた胸が熱くなった。  充実した100㎞だった。

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ゴールしてカメラのバッテリーが切れかけていたので完走証明書を受け取り、
車にバッテリーを取りにいった。
メンバーとはいったんここで別れた。
打ち上げの飲み会の前にホテルに入り汗を流した。
やはり疲れたのか、ベットで横になっていたらいつの間にか寝ていた。
HI☆ハイさんの電話で起こされたが、HI☆ハイさんは体調をこわしたらしく打ち上げには参加せずそのままホテルで休んだ。

打ち上げ会場はゆーさんにセッティングして頂いた「満咲」というお店。
お店に入ると、220㎞組、170㎞組のメンバーとも会う事が出来た。
みんなで完走をたたえ合い、美味しいお酒を飲んだ。

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メンバーみんなの顔は生き生きとしていた。  走り切った満足感でいっぱいだった。
さすがに二次会では眠くなり爆睡。。。
ホテルに戻り直ぐに寝た。

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夢のような一日が終わった。
終わってしまったという脱力感と走り切ったという満足感。
地域の方々の応援、スタッフそしてボランティアの方々の暖かいおもてなしを思い出した。
ただ自分は自転車に乗って被災地を走っただけだが、
この達成感はその方々の支えがあったからだと感じています。

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前日から石巻に入り、ホームステイ先での体験。
初めてのツール・ド・東北への参加。
仲間と一緒に走り切った満足感。
沿道の声援。
東日本大震災を風化させないためにまた来年参加して石巻に来よう。

よしっ!!  来年は170㎞に挑戦しよう!!
まだ見ていない、走っていないその先の道を走る。

翌日はホテルを早めに出発した。
車を運転しながら余韻に浸っていたが、突然携帯が鳴った。
会社でトラブル。。。それも重大な。。。涙
夢の世界から思いっきり現実に引き戻されそのまま会社へ直行。。。。
その日は夜中の1時までトラブル対応の仕事をしてから、自宅へ戻った。

参加したLEGONメンバーの方々お疲れ様でした。
また来年、石巻で会えるのを楽しみにしています。

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今年最後の暑い夏の一日が終わった。


by koji_sagara | 2014-09-20 22:22 | イベント・レース | Comments(0)