カテゴリ:映画・本・音楽( 32 )

「ラ・ラ・ランド」を観る

ご無沙汰しております(笑)

久しぶりのブログアップ&映画の感想
でも昨年もけっこう映画観てたんですけどねぇ~
書きたい事もあったのだが・・・
今年は出来るだけ観たらすぐ書く!(これです・・・w)
第89回アカデミー賞も月曜日(27日)に迫ってきました。
今週末から上映が始まったアカデミー賞作品賞最有力作品「ラ・ラ・ランド」を観てきた。
やっぱり観とかないと駄目でしょう(笑)
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作品賞、監督賞含め最多14部門でノミネートされている
「セッション」のデイミアン・チャゼルが監督と脚本を務めたラブストーリー
若干32歳という若い監督、凄い才能です
ハリウッド映画のオマージュ的な作品、そして往年のミュージカル作品のワンシーンが散りばめられた作品は見事です
実は「セッション」まだ観ていない私・・・直ぐに観ないと
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出演は「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」や「スパイダーマン・アメージング」のエマ・ストーン、「きみに読む物語」や「ブレードランナー2049」に抜擢されたブレーク間違いなしのライアン・ゴズリング

夢を叶えたいと集まる街ロサンゼルス
映画スタジオのコーヒーショップで働くミア(エマ・ストーン)は女優を目指しているが何度もオーディションを受けているが落ちてばかり
そんなある日、偶然ピアノの音色に魅了され入った店でセブことセバスチャンと出会う
その彼もいつか自分の店を持ち、大好きなジャズを思う存分演奏したいと夢を持ってここにやってきた
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ふたりはやがて恋に落ち、お互いに夢を応援し合うようになる
セブは自分のお店の資金を稼ぐためバンド活動を始めて次第に忙しくなると、ふたりの心はすれ違い始める・・・

「セッション」でアカデミー賞を受賞したJ・K・シモンズも短い出演ながら存在感を出している

冒頭からのハイウェイでのダンスシーンの爽快感(ワンカット!)

1953年のミュージカル映画「バンド・ワゴン」シド・チャリシーとフレッド・アステアが黄昏時のセントラルパークでダンスを披露する有名なシーンがある
これはゴスリングとストーンが夕暮れ時のグリフィス・パークでタップ・ダンスを披露するシーンと重なる

1940年の「踊るニューヨーク」ではフレッド・アステアとエレノア・パウエルが星の降るステージでタップダンスを踊るシーン
これはライアン・ゴズリングとエマ・ストーンが満点の星空の下でワルツを踊るシーンと重なる

それ以外にも往年のミュージカル映画の名シーンをたくさん再現している(調べるのも楽しい)
監督のミュージカル映画に対する愛が本当に感じた作品

劇場でミュージカル映画を観たのはいつ以来だろう・・・
多分「ムーランルージュ」依頼かな
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どうしてもミュージカル映画って抵抗がある方いると思いますが、騙されたと思って是非ご覧ください
夢心地になる素敵な映画です





by koji_sagara | 2017-02-25 18:12 | 映画・本・音楽 | Comments(0)

「疑惑のチャンピオン」を観る

先日、「疑惑のチャンピオン」を観た

最近では、女子テニスプレーヤーのマリア・シャラポア選手のドーピング問題。
スポーツ選手には否が応でもついて回るこの問題について
世界最高峰の自転車レース「ツール・ド・フランス」の7連覇王者ランス・アームストロングを
題材に迫った「The Program」(原題)が、「疑惑のチャンピオン」(日本タイトル)として上映された。
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25歳で精巣癌を発症しながらも奇跡的な復活を遂げ
「ツール・ド・フランス」で7連覇を達成したランス・アームストロング
彼は世界中からの熱狂と尊敬をえてカリスマ的ヒーローとなった
しかし、彼には常に薬物疑惑が付きまとう
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アームストロングのドーピング疑惑を徹底追求し
おぞましい薬物投与の実態を暴いたジャーナリストの著書に基づく作品になっている
ロードバイクを乗るものとして以前から興味があったが、この映画を観てここまで薬漬けに
なっているとはショックだった。
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巧妙なドーピング方法

巧妙な嘘

周りをも巻き込み、嘘で塗り固められる

チーム全体が薬漬け

描かれる映像はどれも衝撃的だった
レース会場へ移動中のバスの中で、ランスとチームメンバー全員が体を横たえ
スポーツ医学の権威であるチームドクターが編み出したハイブリッド血液を投与されるシーン
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レース直後に行われる突然のドーピング検査に間に合わせようと
必死で袋から点滴を絞り出して血液を元の状態に戻そうとするシーン

これが事実だったのか。。。恐ろしい
レース中選手を脅し、証言した者へは制裁を。。。
こうして彼は「ツール・ド・フランス」を7連覇した
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ランス・アームストロングを演じた「ベン・フォスター」の鬼気迫る演技にも圧倒された。
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この映画には原作がある
ノンフィクション本「シークレット・レース ツール・ド・フランスの知られざる内幕」
読みたくなったので購入した

じっくりと小説を読んでみたい。

by koji_sagara | 2016-07-09 16:52 | 映画・本・音楽 | Comments(0)

サバイバル映画2本「白鯨との闘い」「オデッセイ」を観る

日にちが過ぎたが感想をちょこっと

偶然か、これは鑑賞した後にどちらもサバイバルの映画と知った。

「白鯨との闘い」は大海原を舞台にしたサバイバルドラマ
「オデッセイ」は、火星に取り残された宇宙飛行士が主役のSFサバイバルアドベンチャー
しかし、タッチが全く正反対だった。

「白鯨との闘い」
H・メルヴィル著の『白鯨』、捕鯨船ピークォド号の航海と、白い巨鯨に足を奪われた義足の船長の復讐を描いた長編小説であり、アメリカ文学最大の作品のひとつと評される小説

しかしこの「白鯨との闘い」はフィクションで、H・メルヴィルがエセックス号という捕鯨船の生存者の
インタビューを経て何が起こったかを解き明かしていくストーリー
監督はロン・ハワード
アメリカン・グラフィティーにも出演していた
『アポロ13』『ビューティフル・マインド』『ラッシュ/プライドと友情』など史実映画を得意とする監督。
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生存者とのインタビューと回想シーンで構成されている人間ドラマ。
想像を絶する白鯨の恐ろしさ、人間と白鯨の壮絶な闘い
しかし、この映画は白鯨との闘いは一部に過ぎず
エセックス号は白鯨によって沈没します。そこから地獄の漂流・サバイバルが始まります。
大海原に取り残された乗組員
地獄は飢えによる苦しみ、乗組員を演じた役者たちも、体重を落としながら演じていた。
迫力の演技だった。
一旦は島を見つけて島にたどり着くがそこは不毛の島
乗組員は再び海へと出る。
その後、生存者は証言中に取り乱す「これ以上は何も言えない」
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そこから人間の極限の状況を描いていく。
ただ生きるために人は何をするのか
「生きること」を考えさせられます。
映画の上映は終わってしまったので、是非DVDで鑑賞ください。
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同じサバイバル映画でタッチが正反対の「オデッセイ」
とにかく明るいサバイバルコメディーと言ったら良いのか
監督はリドリースコット
今までにないタッチの作品を作りました。

火星での嵐で1人取り残されてマット・デイモン演じる宇宙飛行士ワトニーが、
次何年後にくるかわからない救助までの間、限られた物資を駆使して生き延びる。
宇宙でのサバイバルだと最近は「ゼロ・グラフィティ」が新しいか。
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音楽もポップな音楽が流れっぱなし
火星も地球も出演者もユーモアたっぷりだ・・・・w
過酷な火星でのサバイバルを強いられながらも、ポジティブでユーモア前回の宇宙飛行士ワトニー役の
マッド・デイモンが最高です。
しかし、火星での過酷さ、救出の困難さをしっかりと描いている。
とっても前向きになるサバイバル映画でした。
じゃがいもって大切だぁ~

全く正反対のサバイバル映画、どちらも印象的だった。

by koji_sagara | 2016-03-02 21:31 | 映画・本・音楽 | Comments(0)

「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を観る

今年もあと一日
今年最後の締めの映画は「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」

先日東京のTOHOシネマズ新宿、IMAXシアターで観賞してきました。
高画質、高音質、3D映像がとにかく凄い、初体験でした。
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「遠い昔、遥か彼方の銀河系で…」テロップが流れ、ジョン・ウィリアムズのテーマが流れる
ファンファーレからあらすじが流れる、あの定番を大スクリーンで
これだけで十分価値がありました。

ウォルト・ディズニー社がルーカス・フィルムを買収したため、20世紀フォックスのテーマが
流れなかったのは残念だが、スターウォーズのテーマが流れた瞬間の興奮はたまらなかったですね。

あまり評価の良くなかった前三部作から10年、新しいシリーズの幕開け
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ジョージ・ルーカスが考えていたのは全9話からなる物語
旧三部作はエピソード4,5,6
前三部作はエピソード1,2,3
今回のエピソードは旧三部作の30年後の話しとなる
ジョージ・ルーカスは今回の作品には一切関与していないとのこと。
したがってルーカスが当初考えていたエピソード7,8,9とストーリーが違うのか
ルーカスが考えていたストーリーがとても気になる。

監督はJ・J・エイブラハムに変わった。(ルーカスはもう監督しないらしい)
そして旧三部作に出演していた、ハリソン・フォード(ハン・ソロ)、キャリー・フィッシャー(レイア姫)、マーク・ハミル(ルーク・スカイウォーカー)
そして私の好きなチューバッカも
C-3PO、R2-D2も
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スターウォーズシリーズすべての映画に共通するのは、家族の再生がテーマになっています。
この新しいシリーズもこれをベースに三部作が作られていく事でしょう。

今回の主人公は砂漠の星に住む少女、レイ
彼女にもフォースの力がある、では誰が彼女の父親母親なのか。
そしてカイロ・レンというキャラクターがダース・ベイダーの意思を受け継いでいる
なぜ彼はダークサイドに落ちたのか。
人物相関図の繋がりなどもここからあと二作で説明していく事と思います。
そしてあのラストカット、ん~~そうきましたか!
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ストーリーはネタバレになるので伏せておきますが、旧作のオマージュ的なストーリーと感じた。
スピンオフも用意しているというこのシリーズ
是非、ハン・ソロとチューバッカがなぜ一緒に行動しているのか知りたいのでやってもらいたいな(笑)

『スター・ウォーズ フォースの覚醒』は新たなるシリーズの幕開けです。
あと2作が今から待ち遠しい!!

是非皆さんも、劇場で!大スクリーンで!そのあなたの目で確かめてください!!


by koji_sagara | 2015-12-30 15:21 | 映画・本・音楽 | Comments(0)

「007 スペクター」を観る

週末、先行ロードショーで「007 スペクター」を観てきました。

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ダニエル・クレイグ4度目のジェームズ・ボンド演じたアクション大作。
彼がジェームズ・ボンドに変わり007映画自体も変わった。
一番はリアルなアクション、映画中のユーモアも無くなった。
あまり表情を変えない役者だし、茶目っ気が無いしね(笑)
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彼が演じた4作は物語として繋がっている、特に前作「スカイフォール」に関しては
前作が第一部、そして今回の「007 スペクター」が第二部といった感じだ。
これから映画を観る方は「スカイフォール」を予習しておくとより一層映画が楽しめる。
「007 カジノ・ロワイヤル」、「007 慰めの報酬」、「007 スカイフォール」と
ジェームズ・ボンドの成長と共に物語が繋がり、「スペクター」で完結(?)する。

オープニングの音楽はサム・スミスの"Writing's on the wall"
このオープニング・クレジットが素晴らしい

監督は「007 スカイフォール」に続き。サム・メンデス
映像が美しく、重厚でドラマ性が強い事が特徴でそれもこの映画で生かされています。
それまでの彼(ダニエル・クレイグ)の007作品のラストは007らしからぬエンディングだった。
以前はボンドガールと最後絡みながらのエンディングで一話完結型。

この作品でいい意味で裏切られた感じ、原点回帰的のエンディングで
こんなラストが見たかったのだ。(やっぱ007のラストはこうでなくっちゃぁ~)
これでダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドは終わりかと感じた

今回のスペクター役はクリストフ・ヴァルツ
ジェームズ・ボンドと彼との過去が明かされる。

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ボンドガールはモニカ・ベルッチとレア・セデウ
モニカ・ベルッチの登場シーンは単発と少なかったがインパクトは流石って感じでした。
彼の007作品は賛否両論がありますが、私はとても彼の007は気に入っています。

この作品で一番インパクトがあったのは、何と言ってもデビッド・バウティスタ演じるヒンクス
ジェームズ・ボンドを苦しめる殺し屋、カーチェイス、格闘シーンはもう最高。
とにかく存在感が凄いし、まぁ強いのなんの(笑)
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感想が全然まとまっていませんが、とにかく見どころ満載、見て損なし。
監督、そしてダニエル・クレイグが全力を尽くしてく作り上げた作品でした。

今月はいよいよスターウォーズの新作も公開され楽しみだ!
寒くなる季節、映画を目一杯楽しみたいと思う。


by koji_sagara | 2015-12-06 20:00 | 映画・本・音楽 | Comments(0)

この夏映画三昧

ここ数日、青空を見ていない。
残暑のないまま夏が終わった感がありますね。
9月には「ツールド東北」が開催される、秋晴れの下を走りたい。
今週末も走りたかったが、生憎の天気。
天気の悪い日は映画に限ります(笑)
今年の夏は話題作がたくさん上映されました。  本当に大豊作の年だったと思います。
7月は「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」、「ターミネーター:新機動/ジェニシス」
アニメ「バケモノの子」、「インサイド・ヘッド」、「ミニオンズ」
8月は日本映画の話題作「進撃の巨人」、「ジュラシック・ワールド」、「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」などなど
全て観る事は出来なかったが、5本観る事が出来た(上出来・・・・w)
まあ、すべて娯楽作品だったがそれなりに楽しめました。
映画を観る時に必ずパンフレットと購入します。
私の場合は「コレクション」化している訳ですが、パンフには情報を伝えるだけではない
夢が詰まっています。
好きな映画を観た後の興奮や感動、好奇心など、映画を観た記念としても魅力があるパンフレット
皆さんも買ってみては如何ですか。
たまり過ぎると困りますが(笑)
さて私はどれだけの枚数があるのか数百枚はあると思う・・・今度数えてみましょう。
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「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」
マーベルシリーズ「アベンジャーズ」【12年】の続編
映画序盤に何やら怪しいものを開発するアイアンマン:トニー・スターク(ロバート・ダウニーJr)
それは人口知能を活用した平和維持システム「ウルトロン」
案の定、人口知能は暴走し人類滅亡の危機におちいる
再びアベンジャーズが立ち上がり、絶体絶命の危機を救うという、まあお決まりのストーリー

そうです、全ての原因はアイアンマンにあるのです(笑)
そんなことは娯楽作品、大目に見ても楽しめたヒーローもの
次回の続編は二部作になるとのこと
マーベルコミックの絶好調ぶりは何処まで続く。

「ターミネーター:新機動/ジェニシス」
最近、映画界はリブートブーム
この「ターミネーター:新機動/ジェニシス」については、第三作、第四作を完全に無視して
新たなリブート作品を作った。
ジェームス・キャメロンが作った一話、二話をミックス&新たなストーリーを加味した事実上の
第三弾と言っても良い作品。
もう70歳近いシュワちゃんが体を作り素晴らしいパフォーマンスを見せた。
でも最後あんなに無敵になっていいものだろうか・・・・w

「バケモノの子」
細田守監督の最新作「バケモノの子」
家出少年(声:宮崎あおい)は、渋谷の路地で熊徹(声:役所広司)という化け物に出会う。
彼の言葉にひかれるように追いかけた少年は、「渋天街」というバケモノの世界へと迷い込む
熊徹は少年に九太と名前を付け、親子の関係が作られる
少年の頃の九太は好きだが、大人になった九太は可愛げが無くなり、熊徹が可哀想になるくらいの
悪がきぶりにはちょっと。。。
前作「おおかみこどもの雨と雪」では子と母の関係
新作の「バケモノの子」では子と父の関係を描いた
もう少し冒険活劇かと思っていたのでそのあたりはちょっと不満だった

「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」
「ミッション:インポッシブル」シリーズの最新作
主演はトム・クルーズ
映画冒頭から軍用機しがみつきのスタントでいきなり始まる。
そのすさまじい迫力と格好良さに観客全員しびれること間違いなし
しかし、この手に汗握るシーンはあっさりと終わってしまう事に驚くだろう。
ただ、この映画のアクションシーンはこんなものでは終わらない
大型バイクのチェイスシーン、カーチェイスシーン、そして水中アクションとどれも出来映え、アイデアともに申し分なし
それもすべてトム本人がスタントをこなしている。
満足度100%の映画でした。

「ジュラシック・ワールド」
あの「ジュラシック・パーク」(93年)の後日談
シリーズ第4弾のなるのか
前3部は全て映画館で鑑賞した
特に第一作目の「ジュラシック・パーク」
あの恐竜がスクリーンの現れた瞬間の感動が忘れられない
新作はパークがパワーアップして観光客がたくさん訪れる
しかし、見せ場は単調、恐怖感の演出もありきたりで恐怖が感じない
あの時の感動が新作では感じる事が出来なかったのは残念だ。

こうして振り返ると娯楽作品ばかり。。。
ヒューマンドラマが見たい今日この頃。。


by koji_sagara | 2015-08-30 17:56 | 映画・本・音楽 | Comments(0)

「あん」を観る

東北はこの週末ようやく梅雨に入った。
48年ぶりの遅い梅雨入りだったようですね。
こんな雨の日は自転車も乗れないのでゆっくりと映画鑑賞
「萌の朱雀」で史上最年少でカンヌ国際映画祭新人監督賞を受賞
「殯の森」ではカンヌ国際映画祭グランプリを受賞した河瀬直美監督の最新作「あん」
以前、BS放送で「殯の森」を観たことがあった。
認知症を患った人たちと介護スタッフと共同生活をしている。
その患者の一人とスタッフのふれあいを通じて人間の生と死を描いた映画。
カンヌがとても好みそうなアートな映画でした。
河瀬直美監督はカンヌ映画祭のコンペティション部門の審査員にも選出されている。
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彼女の最新作「あん」を観ました
どら焼き屋の雇われ店長の千太郎(永瀬正敏) ※これは映画の後からわかってくる
ある事件から、この店のオーナー(浅田美代子)に莫大な借金を作ってしまう。
それを返済するために働く、けっしてどら焼きが好きではない。
狭い店舗で彼はただひたすら働いている。

どら焼き屋に毎日のように立ち寄る中学三年生のワカナ(内田伽羅)がいる。
彼女は一羽の鳥を飼っているがワカナの母親は、この籠の鳥が狭いアパートの部屋で鳴くのをうっとおしく思っている。
ワカナには父親がいなく母子家庭。
母親ともうまくいかず口もきかない。心を許せるのは、この籠の鳥だけだ。
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ある日、どら焼き屋に一人のおばあちゃん、徳江さん(樹木希林)がやってくる。
徳江はこの店で働きたいと言い出した。
徳江「ずーっとあんを作ってきたのよ、もう50年も」「半世紀よ・・・・」
彼女はハンセン病患者だった、もう治っていたが。
14歳からずっとハンセン病療養所で隔離され生活してきた。

ハンセン病はかつて、らい病と呼ばれた。らい菌による感染症で、致死病ではないものの、
闘病が長引けば顔や手足が変形してしまう。その独特の症状から恐れられ、
患者やその家族は長い間差別の対象となってきた。

この三人には共通点がある
ハンセン病棟で、かごの鳥のように生き続ける徳江
どら焼き屋の小さな「鳥かごのような」店舗の中で生き続けている千太郎
母子家庭という「カゴ」の中で、外へ飛び出したいと思っているワカナ
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徳江の作ったあんが評判になり、行列まで出来る店になるが、ある日お客がまったく来なくなる。
千太郎とワカナは病療養所へ徳江に会いに行く。。

もっと書きたいがこの辺で。。

樹木希林の演技が涙をそそりました。
どら焼きやで生き生きと働く徳江、彼女が残した録音テープの言葉に私は泣いた。

ひらがらの最初の「あ」
そして最後の「ん」
日本語のひらがなの最初と最後の文字である
この二つの言葉で全ての事を表現できる印象的な言葉だと感じた。

by koji_sagara | 2015-06-29 23:31 | 映画・本・音楽 | Comments(0)

「チャッピー(Chappie)」を観る

ニールブロムガンプ監督の新作「チャッピー」を観た
監督3作目の作品
1作目「第9地区」
舞台は南アフリカのヨハネスブルグ
巨大な宇宙船が現れそのまま飛び立てなくなり彼らは難民となる
人間は宇宙船の下に第9地区という隔離地域をつくり
エイリアンを居住させ、管理する
今までこんな発想の映画あっただろうか。。傑作だった
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2作目「エリジウム」
彼がハリウッドに招かれ作った2作目の作品
マット・デイモンを主演に迎えたSFアクション
22世紀、富裕層だけが居住を許されるスペースコロニー“エリジウム”を舞台に、
虐げられた地球の住人の反撃をハードに描く(あらすじyahooシネマより抜粋)
格差社会を皮肉ったような作品だった

第3作目の「チャッピー」
舞台は「第9地区」と同じ南アフリカのヨハネスブルグが舞台 (原点回帰か・・)
急増する犯罪に対抗するため南アフリカ警察は兵器ロボットを購入し犯罪者に対抗する。
そんな中、人工知能搭載ロボットのチャッピーが誕生する
起動したばかりで子供のように純粋なチャッピーは、
ストリートギャングのメンバーたちと接し、
彼らから生き抜くためのスキルを学んでいく
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「チャッピー」という名前はギャングの一人が名付け親となる
ギャングとのやり取りが実に面白い、そして憎めない(笑)
衝撃の・・・・?ラストを向かえる
なにか切なさが残るラストシーンだった。。

by koji_sagara | 2015-06-11 22:39 | 映画・本・音楽 | Comments(0)

マニアック映画二本立て

随分前になるが、映画の感想をちょこっとだけ(笑)

マニアックな映画二本立てを鑑賞してきた。

一本目が「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」
監督は「アモーレス・ロペス」や「21グラム」「バベル」といった社会派映画を得意とする
アレハンドロ・G・イニャリトゥ。。舌を噛みそうな名前ですが。。
コミカルなブラックコメディタッチの映画は初めてと思います。

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人気の落ちた俳優が、ブロードウェイの舞台で復活しようとする中で、
不運と精神的なダメージを重ねていく姿を映す。

主演は、バットマンで一躍有名になったマイケル・キートン
バットマンが「バードマン」に、しかもバットマン降板以降なかなか良い作品に出会えずに
低迷していた彼が現実と重なる役で名演技をした。
こういう背景もあって注目していました。

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そして一番の話題がワンカット風の長回し撮影です。
役者にスポットを当てて撮るというよりも、役者を追い続けての撮影手法
切れていたのは多分冒頭のシーンと最終版の数カットのみだったと思います。

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約2時間ワンカットでの撮影には驚かされた。
役者の緊張も半端なかったのではないでしょうか。
計算づくされた撮影だったと思う。。見事!!

ドラム音楽も印象的だった。
賛否両論はある映画だが観る価値はある!

二本目は「フォックス・キャッチャー」
デュポン財閥の御曹司ジョン・デュポンが起こした殺人事件を映画化した実録ドラマ

実話であるがパンフレットを見て初めて知った。

監督は「カポーティ」「マネーボール」などを手掛けたベネット・ミラー監督
この監督の映画を観たのは実は初めてであるが、何故か「カポーティ」のDVDを持っている(笑)
いつ買ったろう。。。

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ジョン・デュポンを演じるのはコメディアンのスティーヴ・カレルである。
「40歳の童貞男」や「ゲット・スマート」などで人気がでた。
その彼が恐怖の殺人犯を演じる。
とにかくその常人離れした演技には驚かされれた、無表情の中に潜む狂気。

映画全体の雰囲気も緊張が張り詰め、BGMも最小限にとどめているのか
静かに淡々と衝撃的な結末に向け進んでいく。

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チャニング・テイタムやマーク・ラファロら実力派が共演する。
彼らの鬼気迫る演技にも圧倒される。

万人受けする映画ではないが私は嫌いではない映画だ。


by koji_sagara | 2015-05-07 21:03 | 映画・本・音楽 | Comments(0)

「アメリカン・スナイパー」を観る

先日、「アメリカン・スナイパー」を観た

監督は巨匠クリント・イーストウッド
主演は「ハングオーバー」シリーズや「アメリカン・ハッスル」などに
出演したブラッドリー・クーパー

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あらすじ
米軍史上最多160人を射殺したスナイパーの実話。
国を愛し、家族を愛し、しかしそれ以上に彼は戦場を愛した男。
9.11の惨劇を目撃したクリス・カイルは、自ら米海軍特殊部隊ネイビー・シールズに入隊をす
る。

子どもの頃彼は父親に狩りを教えられ狙撃の才能が目覚め始める。
その精度の高い狙撃で多くの仲間を救ったクリスは “レジェンド”と呼ばれる。
彼の腕前は敵にも知れ渡り「悪魔」と恐れられ、その首には2万ドル以上の賞金を掛けられる。

クリスの無事の帰国を願い続ける妻。
彼は過酷なイラク遠征に4回行く事になる。愛する妻と子供を国に残し、彼は戦場に向かう。
度重なる遠征は、クリスの心を序々に蝕む。

私は映画を観るときに、よく予備知識をある程度知ってから映画を観たり、
まったく予備知識なしで観たり
映画の内容やタイプによっていろいろだ
今回の「アメリカン・スナイパー」はまったく予備知識なしで観た。
これが実話だったと初めて知ったのはパンフレットをパラパラっと開いた時。

実話だけにドキュメンタリー的な演出もあったが、戦争映画としても十分に見応えがあった。
砂嵐の救出シーンには圧倒された。

クリント・イーストウッドは「グラン・トリノ」でも
「PTSD」(外傷後ストレス障害)を取り上げている。
死を意識するような強い体験によって心理的なトラウマ(外傷)が生じ特有の症状を生じる障害
彼は何度が帰国をして妻そして家族の元へ帰ってくるが、心は戦場に置いたままだ。

彼が精神的に病んで次第におかしくなっていく様子は観ていて恐ろしく感じた。

不安と寂しさでずっと苦しんでいた彼の妻の気持ちに胸を痛めながら映画を観ていた。
本当に想像を絶する辛さだったと思う。
彼との電話の先で銃弾の音が聞こえ彼の声が聞こえなくなり
銃弾の音だけが聞こえる、あの時の妻の気持ちは絶望的だったのではないか

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彼が本当に英雄だったのか私にはわからない。
でも、彼は国を愛し、妻を愛し、家族を愛していたのは事実だと思う。

ブラッドリー・クーパーの変貌ぶりにも驚くだろう。

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最後にエンドロールで音楽が消え、無音になりテロップだけが流れていく。
クリント・イーストウッドはそこで何を言いたかったのだろう・・・今も考える。


by koji_sagara | 2015-02-28 19:36 | 映画・本・音楽 | Comments(0)